テキスト | ナノ

君が好きだよ。どれくらい好きかっていうと、君の左手の薬指を切り取って俺様以外の男がそこに指輪をはめられないようにしたいくらい。いや違うな、薬指だけじゃてんでダメだね。足りない。やっぱり君全部を俺様だけのものにしたい。欲張りかもしれないけど、愛なんてみんなそんなもんだろ?洗いたての布みたいに真っ白くて綺麗な愛なんて所詮夢物語で、そんなの吐き気がするよね。君もそう思わない?だいたい愛が純白だと思うことからして間違ってるしね。愛ほど醜いものはないっていうのに。実際、俺様は君がほかの男と話してるだけで腹が立つしその男が死ねばいいと思うよ。さっきだってあんなに楽しそうにしてさ。ほんと信じらんない。どこまで俺様を苛々させれば気が済むの?こんな俺様は俺様じゃないんだよ。たかが女一人のためにこんなに感情が浮き沈むなんてありえない。だってそうだろ?俺様は一流の忍なんだからさ。でもどうしようもないんだよ。君を見るだけで嬉しくなるし、話せたらもっと嬉しいし。自分じゃどうにもできない。めんどくさいよね、愛ってさ。ほんと邪魔。こんなんじゃ任務に支障が出るんだよね。君のことしか考えられないから。そんなの旦那に顔向けできないし、だから


死んでよ。



殺し文句

20110428



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -