小ネタ | ナノ


「先輩、わたし先輩と秘密の社内恋愛がしたいです」
「去れ」
「わたし先輩と秘密の社内恋愛が、」
「消えろ」
「わたし先輩と秘密の、」
「黙れ」
「わたし先輩と、」
「貴様いい加減に、」
「秘密の社内恋愛がしたいです!!!」
「…今すぐ私の視界から消えろ。さもなくば斬滅する」
「秘密の社内恋愛がしたいです!!人目を忍んで接吻とかしたいです!!!先輩!好きだ!!結婚しよう!!!」
「神聖なる生徒会室で何をほざいているのだ貴様ァァァァァ!!半兵様申し訳ありません!!今すぐこの屑を退出させます!!!」
「あっちょ、先ぱ、先輩の御手がわたしのネクタイにああああもう幸せだああああ結婚しましょう先輩!」
「断る!!!貴様は!ここから!とっとと!出ろ!」
「って言いながら本当はわたしのこと好きなんでしょう先輩ってそうですよねうんうん先輩本当はわたしのこと大す、」
「斬滅されたくなければ今すぐその口を閉じろ。今すぐにだ」
「先輩の口で塞いでくれるなら喜んで」
「…貴様、よほど死にたいと見え、」
「三成君」
「はい、なんでしょうか半兵衛様」
「そういう変わり身の速さが好きだ」
「貴様は黙っていろ!して、なんでしょうか半兵衛様」
「彼女はそれでいて優秀だからね、会議にいないとちょっと困っちゃうんだよ」
「やだもーう半兵衛さんったらやだもーう!やだもーう!」
「だからね、三成君、彼女を座席に戻してやってくれないかな?なんなら君の隣にでも」
「…半兵衛様、」
「三成君と一緒にいるときの彼女は、いつも以上に恐ろしく頭が切れるからね」
「わたしのハートは先輩に射ぬかれまくって切れるどころじゃないですけどね!」
「さあ、三成君」
「さ、先ぱ、って、いった!いった!超いた!椅子にわたしめりこませる気ですかほんと!先輩なら全然問題ないけど!」
「ぎゃあぎゃあと騒ぐな」
「やだ…素敵」
「……付き合いきれん」
「じゃあ交際すっ飛ばして結婚する?わたしと交際を前提とした結婚す、」
「半兵衛様、始めましょう」
「そうだね、君たちの痴話喧嘩も十分堪能したしね」
「半兵衛様!この女がただ付き纏って、わたしは決して、」
「じゃあ、会議を始めようか」




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