小ネタ | ナノ


「謙也って何でモテへんねやろ」
「…は?何言うてん自分。俺ごっつモテとるわ。モテすぎて困るっちゅーくらいモテとるわ」
「無理はアカンで謙也」
「無理ちゃうわ!ちゅーか何で白石おんねんここ放送室やで!?」
「俺レベルのイケメンにできひんことはないねん」
「否定できんのがまた腹立つわ」
「やっぱりあれやろか、隣におる白石のせいで謙也が霞むんやろか」
「せやろなあ、すまんな、謙也」
「何がせやろなあ、やねん!俺かて充分モテとるわ!お前が異常なだけやろが!」
「せやかて謙也"謙也くん?ああ〜ええ人なんやけどねぇ〜…"で終わるタイプやん、なあ、白石」
「謙也はお人よしやからな」
「お人よしな上にスピードスター(笑)やからね」
「コラその(笑)てなんやねんどつき回すで」
「ケンヤ・スピードスター(笑)・オシタリ」
「ケンヤ・スピードスター(笑)・オシタリ」
「自分らスピードスター馬鹿にしとるやろ?そうなんやろ?」
「別にしてへんで?」
「嫌やわあ謙也。自意識過剰すぎちゃう?死んだらええのに」
「えっそこまでなん?そんな死に直結するようなことやった?」
「ちゅーかお前の昼の放送早いねん」
「同感や。リクエストのCD2倍速で流す奴がどこにおるねん。もう何の曲か分からへんやんあんなん、むしろただの雑音やん。昼に雑音流すて放送委員として最悪やろ」
「人としてもやで」
「あ、せやったわ。謙也こそリアル人間失格やん」
「何で俺こないにおとしめられんとアカンねん」
「走れメロスやなくて人間失格の表紙飾れば良かったんに」
「そんなん俺に言われてもどうもできんわ!」
「でもアレやで」
「ん?白石どうしたん」
「小難しい顔しながら黙って椅子座っとる謙也想像してみ」
「…おん」
「な、なんやねん!」
「笑えるやろ」
「笑えるどころか腹筋崩壊した挙げ句更に背骨まで崩壊してヘルニアなりそうや」
「どんだけや!」
「ああ、謙也のこのストレートなツッコミたまらんわー」
「モテへんけどな」
「おん、モテへんけど」
「自分ら何したいねん!いい加減出てきや!」
「まあ謙也が急にモテても困るけどな」
「困るっちゅーか引く」
「俺なら何かの陰謀ちゃうか思うで」
「もう自分らこれから一生何してもツッコミ入れんからな」




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -