小ネタ | ナノ


「先輩、荒川アンダーザブリッジ見に行きませんか」
「誰が行くか」
「行きましょうよ一緒に行きましょうよ。スクリーン眺めながらちょっと割高なポップコーンがっつきましょうよ」
「断る」
「そうやってつれない態度とってわたしのこと嫌いなふりしても無駄ですよ」
「嫌いなふりではなく嫌いなのだ馬鹿か貴様は」
「またまたーあ」
「事実だ。理解したならば去れ」
「あ、先輩ここ間違えてますよ。わたしの役職、副会長じゃなくて先輩の恋人ですから」
「刹那だけ待ってやる。去れ」
「先輩ったらそんなに照れなくても…結婚しよう」
「…貴様は、その様な戯れ事を言っている暇があったら秀吉様の為に尽くせ」
「申し訳ないんですがわたし尽くすのあんまり好きじゃないんですよね。まあ先輩なら余裕で尽くしまくりますけど」
「ならば去れ。目障りだ」
「でも先輩とわたしって一心同体っていうか、切り離せない関係じゃないですか。わたしたちに対抗できるのってオリーブオイルで武装したもこみちくらいしか、」
「去れと言っただろうがぁぁぁぁぁぁぁ!」
「うひょー先輩今日もキレキレですね!素敵です!きゅうに キレる って先輩の最強装備ですよね!素敵です!素敵です!結婚しよう!」
「待てぇぇぇぇぇ!逃がすものか!」
「先輩に追いかけられるなんてわたしったらなんたる幸せ者…先輩結婚しよーう!」
「止まれ!この、」
「追いかけられるのもありですね!ひとまず結婚しよう!婚約してくれたら止まります!」
「するか!」

「…またやってんのかあいつら」
「日課なのでしょう」
「見てよあのキモいくらいの笑顔。超嬉しそう」
「良い笑顔でござるな!」
「石田もとっとと食っちまえば良いのによ」
「政宗様、」
「Sorry,だが、」
「見ててもどかしいよねえ。石田の旦那もうかうかしてたら盗られちゃうってのに」
「ああ、あの野郎は聞く耳持たずだしな。あいつも何であんなモヤシが良いんだか」
「あー捕まっちゃった」
「三成殿…どこから竹刀を……!」
「見ろよあいつのあの顔。夜中見たらホラーだぜ」
「まっこと良い笑顔でござるな!」




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