※幼児


「待ってよ、桜乃ちゃん!」
「あっ、ごめんね、精くん…」
「ううん…悪いのは僕だよ。僕の体が弱いから…」

生まれつき体の弱い幸村と可愛い女の子桜乃。二人は仲良しだった。そう…、本当の兄妹のように。幸村は桜乃より体の弱い自分が嫌だった。幸村は桜乃のことを友達以上に、思っていた。だから強くなりたい。強くなって桜乃を守りたい。

「大丈夫だよ!私、精くんのこと大好きだもん!」
「桜乃ちゃん?」
「私は、精くんのこと大好き!体が弱いとかそういう関係ないよ!」
「うん、僕も桜乃ちゃんが大好き!」

―君は何てキラキラしているんだろう。僕にいつも希望を与えてくれる僕にとっての太陽。笑顔はまるで天使のよう。そんな君が大好き。いつも遊ぶのも一緒。こんなに楽しいのは、桜乃ちゃんがいるから。これからも一緒にいたいな。


∵キラキラしている君が好き


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