青山先輩は、夏休みどこか行くんですか。え?サッカー部って毎年合宿あるんですか?しかも1週間もですか?ああ確かにそれじゃあどこにも行けないですね。残念です…お暇ならどこか行こうと思ったんですけど…え、あ、何でもないです!そんな!大丈夫ですから!無理させてまで行きたいなんて思ってないですから、また今度誘います。

駄目だ、行くと言ったら行く。俺は男なんだから、体力はそれなりにある。少しぐらい無理したって倒れたりなんかしない。信用できないのか?…信用はしてるんだな?よし、なら出かけよう。遠出は無理だろうけど、近場なら大丈夫だし。え?近場は嫌だ?何で、…知り合いに会うからって言われてもなあ。そんなこと言ってたらどこにも行けないじゃんか。

じゃあ青山先輩のお家に行きましょう!お家デートって憧れてたんです!勝手に決めんなって…いいじゃないですか。私青山先輩のお家行きたいです!お家なら人目を気にせずいちゃいちゃできますよ?

い、いちゃいちゃって…!べ、別にいちゃいちゃなんてしたくないし!って、泣くな!わ、悪かった。俺が悪かったよ。別に空野が嫌いなわけじゃなくて…恥ずかしかったんだよ。付き合うのって初めてだからさ、その、いちゃいちゃとかよく分かんなくて、それで…笑うなよ。

す、すいません…なんだか可愛くて。私の見たことない先輩を見れて嬉しいです。…それで、お家デートは結局駄目なんですか?…え!いいんですか!嬉しいです!先輩大好き!!


恋せよ乙女走れよ青春
title by 恒星のルネ

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あおあお可愛いです。この二人は中学生らしい恋愛をしてくれそうです。


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