▼ ベータとオルカ
※いろいろ捏造
私の好きな人は冷徹で、自分の邪魔をする者は徹底的に排除する。情けなんてあの人の辞書にはきっと無いのだろう。可愛らしい顔からは想像できないくらい恐ろしいことを平気でやることのできる、もしかしたら前のキャプテン以上に恐ろしい存在。けれど私はそういうところも含めて彼女が好き。冷たくても、偽りの笑顔を浮かべられたとしても、私が彼女を嫌いになることは絶対にない。何故か知らないけれど、そのことに関してだけはすごく自信があるんだ。
「ベータ」
「なあに」
「好きって言ったら笑う?」
私の言葉に特に驚いた様子も見せずに、ベータは首をかしげた。その仕草もなんだか可愛くて、思わず抱きしめそうになる。それを必死で耐えてベータの言葉を待つ。
「その言葉のどこに笑う要素があるんですか?」
「だ、だって、女が女に好きって言ったらおかしいかなって」
「あら、そんなことないですよ〜。そういう言葉は男女関係ないものでしょう?」
「そういうもんかな」
「ええ、私もオルカのこと好きですから」
「…っ!」
ほら、こうして簡単に人の気持ちを揺さぶる。そんな言葉も平気で口にして私を喜ばす彼女が憎らしくて。愛おしい。これ以上の幸せなんて望まない。けど、ただ一つ望むとしたら。ベータの一番近くに私を置いて欲しい。一番近くで彼女の横顔を見ることができるのなら。私は世界一の幸せ者になるだろう。
いつもの日常の延長線上に、私の幸せがあればいい
title by 31D
続かない\(^O^)/
ベタオルまじで可愛すぎて。百合好き。でもごめん。難しかった。ベタオル書きたくてたまらないのに。