木ノ葉隠れ創設編
-弥彦と小南と長門-
それから自来也とセンリは決めた事が一つあった。
「お前たちに忍術を教えてやる事にした」
「ほ、ホントか!?」
広い洞窟内で自来也が言うと、弥彦の顔にみるみる笑みが広がる。
『この前みたいなことがもしかしたらまたあるかもしれないから。あくまで身を守る為の忍術だよ』
センリは説明したが弥彦は嬉しくて仕方ないように袖を捲りあげた。
「……」
しかし長門の表情だけが暗かった。
「この前は助けてくれてありがとな長門!弱虫だとか言って悪かった!」
それに気付いたのかそうでないのか、弥彦は長門を励ます。
「何かあったら今度はオレが長門を助けてやるからな!」
「あ、ありがとう…弥彦」
ニカッと笑う弥彦に長門は控えめに礼を言った。
「えー?でも弥彦より長門の方が強いんだよ!」
「こ、これから修業して強くなんだよ!小南は一言多いよ!」
小南は悪気は無かったようだが、弥彦は焦って言い訳をする。
『うんうん、大丈夫だよ!みんなすぐに強くなるから』
「よし!じゃあ始めるか。最初はチャクラを練る修業だ」
「「ハイ!先生!」」
こうして自来也とセンリと子ども達の修業の日々が始まった。
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