dream | ナノ



※ぬるい性描写有※



























「ねえ知ってる、銅橋。自転車乗ってと勃たなくなるんだって」
「だからって俺に跨がる意味が分からねえ」
腰を揺らすな、と彼は眉根を寄せるがそれでやめる私ではない。フリという体で一つ考えて、さらに腰を揺らしてみる。銅橋に馬乗りになり、ちょっと背筋を伸ばす。腰だけをゆらゆら前後に揺らすと銅橋の顔付きが変わる。いっつもチャリにばっか乗って、私に構わない罰だ。今日くらい存分に私に乗られてもいいだろう。わざとらしくあんあんと喘いでみると、ちょっと大きくなった。
「っ、おい、名前。ばか、やめろ」
「やめない」
姿勢を前屈みにし、銅橋の唇に自分のそれを重ねる。すると彼は驚いたように目を見開く。キスしてる時くらい、目を閉じないのか、こいつは(あれ、でもこの場合女の私が目閉じるべきなのかな??)。それでも抵抗する気はないようで、黙って私のなすがままになっている。嫌だ嫌だとは言っても身体は正直とはおそらくこのこと。そしてこの先に見えるものは、ズバリ勝機。舌で唇を割り、口内にそれをねじ込む。唾液の混ざり合う音だけが、二人きりの部屋に響く。


いよいよ私の呼吸が限界に達した。銅橋の胸板をそっと押して身体を引き離そうとすると彼の腕が私の首に回され、さらに求められた。片手で服の下から直に胸を触られる。嘘だろ、こいつ。銅橋を引き剥がそうと試みるもなかなかどうしてビクともしない。そりゃまあ、これだけ体格差あれば当たり前か。とか、感心してる場合じゃなくて。あ、やばい。頭にモヤかかってきた。酸、けつ、だ。
「っ、はあっ、はあっ」
「悪ぃ、名前!大丈夫か……?」
私の異変に気付いた銅橋が勢いよく引き剥がしてくれたおかげで大事には至らなかった。ディープキスしてて酸欠で死ぬとか、ありえない。息をつく間もなく、私のお尻に当たる固いモノに気付く。
「ど、はしっ、おちんちん、当たって、りゅう」
「しっ、仕方ねえだろ!お前があんなことしてきたんだからよ」
「どう、はし、ぃっ」
彼の勃ち上がったちんこを片手で撫で上げる。快感の波に襲われている銅橋の表情は恍惚としていてかわいかった。わざとイヤラシイ声を出しながらにやりと笑う。
「おちんちん、勃ったね」
「……責任、取れよ」
「まかせて」
すぐさま銅橋のズボンに手をかけ、パンツと一緒に脱がす。既に元気なそれは驚くほど大きかった。これ、口の中に入るかな。頭の片隅で考えながら思いっきり銅橋のちんこを口いっぱい頬張った。



140713.
荒北で書くか銅橋で書くか非常に悩みました。