※ヤってます。ぬるいですが十八禁注意










あなたが望むなら私人を殺すわ
あなたが望むなら私四肢を差し出すわ
あなたが望むなら、
あなたが望むなら、














のしかかる重みに胸が張り裂けそうなほどの歓喜が湧いた。
リザが私の腰を支え、強く引き寄せてぴったりと肌と肌が密着する。
繋がった部分からみしみしと苦痛に似た快楽が浸透し、終わりは知っているのに予測不可能な歓びの発現に私はいつもいつも屈伏させられた。

自分の体に他人の身体がぴったり隙間無く埋まっている。しかもその他人とは紛れもないリザだ。愛しい男。私の中で脈動する高熱の太杭が狂おしい。いや、私の産道が熱いのか?ああもう分からない!神様どうかこのまま私を死なせて。


「っ、気持ち良さそうな、顔」


だってきもちいいんだものねえリザ死なせてよこの耐え難い幸福のまま、

言葉にして懇願したいのにはくはくと酸素ばかりを吸い込んで上手く呼吸ができない。
久方ぶりのリザとのセックスは想像をはるかに超えて膨大すぎる快楽を生み、私は挿入時のあまりの衝撃にびりびりと痺れてしまった股間が未だに怖気たつほどのかすかな収斂を繰り返していた。
リザが口の端を吊り上げて私の膝裏をはしたないくらい抱えあげ、より一層深いところに彼の雁首が食い込んだ。


「は、ぁンッ!」

「ちゃんと息を吐いて。ゆっくりゆっくり呼吸してください大佐…」

「はあぁうぅ…!だめ、リザ、深すぎる…!」


ぐりぐりと私の胎内の奥深くをえぐり、私の壮絶な心地なんて気にもしてないみたいにリザは容赦無く腰を進める。
彼の灼熱の塊を私は喜びにむせび泣きながら歓迎する。或いは侵入を拒むかのように激しく食い千切ろうとする。
耐え難いのはリザも同じようで、美しい細い眉が艶やかに歪められ薄い開きっぱなしの唇からかすかに唾液が流れていた。
彼の汗が首筋をなぞって顎を伝い、ぽたりと私の胸に落ちる。
むわりと鼻孔を支配するリザの、香水と体臭が混ざった強烈な雄の匂い。
あまりの媚態に眩暈がした。

急にぱちゅぱちゅと細かく速く動き始めた彼は衝撃に見開かれた眼からこぼれた私の涙を熱い舌で舐めとり、みっともなくあえぎ続ける過呼吸気味の私に深くくちづけた。
二酸化炭素が送り込まれ、彼の吐息で私の肺は満たされてゆく。
舌を啜られるかと思うくらい強く吸われ、私だって彼の口腔を味わいたいのにそれが許されない。


「は、あ……リザぁ…」

「楽に、なりましたか…?」

「う、ん」


確かに過呼吸は治った。しかし、挿入されたままで中を蹂躙されつづけられているのは変わらない。
快楽の粒を親指で磨り潰され、しかし緩やかになった動作に私は次第にもどかしさを覚え、抱えられた脚を彼の腹に巻き付けた。
両腕を背中に回したい。刺青に火傷のある彼の死ぬほど美しい背中に、無遠慮に爪をたてていきたい。


「リザ…おねが、だきしめさせて…!」


泣きながら懇願する私に驚いたようだけどリザは少し前かがみになってくれた。
むずがる子どものように彼の脇の下に手を滑り込ませ、しなやかに鍛えられたたくましい背中に無我夢中でしがみついた。
手のひらにあたる、明らかに滑らかではない皮膚がひきつれた部分。
ああダメだ興奮する、私がつけた火傷を背負う、この男がたまらなく欲しい。


溶融したい溶融されたいどろどろに混ざりたい彼は私に還元されて私は彼に浸透していきああああ




泥沼のような、グロテスクなほど激しい性交は私たちが互いに好むものだった。
彼に突かれすぎて下半身が壊れればいい。
私に絞られすぎて彼は男の機能を失えばいい。
ベッドが可哀相なくらいギシギシと悲鳴をあげるのを聞きながら、私もリザも他人には見せたことのないはしたなすぎる格好で快楽を求めた。
いとしいいとしい私の男。
貴方に壊してもらえる女は、私だけでいい。










「…ね、リザ、キスマークつけて」


終わった後私はリザの胸に抱かれながら呟く。
彼は快く私の首に顔を埋め、ちゅうと強く吸う。
胸や腹、腿にはたくさん赤いあとが散っていたけど、首元の見えるところには貰っていなかった。


「大佐もつけてください」

「うん」


彼の唇が離れたところで、私も間髪入れず彼の喉に吸い付いた。
ちゅうちゅうと吸うと、くすぐったいなとリザが笑って私の肩を抱いた。
私は彼の白い肌に何個もあとを残し、鎖骨にも三つ目を印したところでもうだめですよと悪戯っぽく引き剥がされた。


「まだキスしたい」

「たくさんしたでしょう?」

「もっといっぱいつけなきゃ、あなた他の女に誘惑されちゃうよ」

「ばかだなあ。誘惑されたところで私がかわいいあなた以外を抱けるとでも?」

「…お、お世辞ばっかり。あなたは自分がどれだけ色っぽいか知らないんだわ」


リザのきれいな顔で真面目にそんな睦言言われたら腰が砕けてしまう。
むらむらと、私の中の欲望がまた子宮を切なく収縮させる。

私はリザの腹筋に手を添えて、そろそろと下半身に下ろしていった。


「ね、また欲しいよ…ちょうだい」


彼を上目遣いに見上げると、顔をやや赤くして私の行動を見ていた。
リザは自分が攻めるときは余裕があるけど、私が思いがけずリードするととても恥ずかしがる。
どうしてこんなに美しくてかわいい男を神は創ったんだろう?
この男のためだったら私は人を殺せるし、四肢だって差し出せる。
女を搾取するために生まれたような天性の美貌を持っているこの男は、そんな私に全てを捧げている。
こんなことって、ない!
この世に私以上にしあわせな女などきっといない。


「そんな、こと、言ってるあなたの方が浮気が心配されますね」

「それこそばかだわ。私はあなたじゃないと死んじゃうんだもの」



だからもっともっとぐちゃぐちゃに混ざりあわなくちゃ!

私は欲情そのままに、彼のを撫でながら鍛えられた脚の上に跨った。













end



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ひいいい青林檎様から素敵すぎるロイアイ性転換文をいただいてしまいました!
キリ番踏めて幸せっす!
80000hitおめでとうございました!
青林檎様の性転換文大好きです。ロイアイ性転換文世界一だと思います。
本当にありがとうございました!
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