02
朝目が覚めてシャワーを浴びてから制服に着替える。代わりに鞄に昨日着てた私服を詰め込んで、母親からのメールを開くと「先生から電話がありました。始業式くらい出ろと言われました。迷惑かけないで」との冷たいメッセージがあった。
「言われなくても行くつもりだったのに」
どいつもこいつも一々煩い。来いと言われれば行きたくなくなるし、せっかく金も入ったのでなんならこのまま遊びに出てやろうか。
ま、これ以上騒がれても面倒なだけだから行くには行くんだけどね。どうせ始業式なんてすぐ終わる。三年になった今クラス替えも全く気にならないし。
「めんどくさ」
一つ大きな欠伸をしてから一人でラブホテルを出た。
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