11*
「はぁっ、ねぇ気持ち良い?気持ち良いっ?」
「ぁっ、ん」
粗末な下半身でよくもまぁそんなことを聞けたものだ。今日はあの新しい担任のせいでイライラしているので適当に喘いでただ行為が終わるのを待とうと頭の片隅で思った。
「…っはぁ、はぁ…やっぱり若いって違うねぇ…」
「…そー?」
「髪のコシも肌のハリも全然違うよぉ。ね、また会ってくれるよね?」
ずるりと自分のものを私の中から引き抜いて、精子の溜まったゴムをくずかごに投げ入れてからぎゅう、と抱きしめられる。髪に顔を埋められて「良い匂い…」って、そりゃどーも。おじさんは加齢臭がするね。
「お金くれるならまた会うよ」
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