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「これ本当に私の仕事なワケ?」


やってもやっても無くならない紙たちに苛立ちながら言うとピクリと反応した隣に座る担任は目を泳がせながら言った。


「…バレた?」

「はぁ?」

「いや、本当は俺の仕事なんだけどこりゃ一人じゃ終わんねーと思って暇そうなお前に係になってもらったわけよ」


ムカつく。誰が暇そうだ。こっちは予定があるって言ったはずなのにあっけらかんとそんなことを言ってのける目の前の男に腹が立った。ので立ち上がって鞄を引っ掴み出口に手をかける。


「死ねクソ教師」


込み上がってくる怒りに任せて捨て台詞のようなことを言ってから乱暴にドアを閉めてやった。


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