09



「国語準備室、ここ覚えとけよ。俺基本ここにいっから」

「知らない、帰る」

「往生際が悪ィなお前」


まぁ座れ、と入り口に背を向けるように置かれたソファに肩を掴んで沈められる。こんな埃臭いところで何を手伝えと言うんだ。


「はい、じゃこれよろしく」


ドン、と低いテーブルの上に置かれたのは大量の紙、紙、紙、ファイル。全部穴開けてそこに留めてって、とざっくりした説明をされる。

終わらないと帰さないと言う目は冗談のように見えなくて、仕方ないのでとっとと終わらせてしまおうと手を動かした。


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