「もう三日か...」





ここに来てから三日間。



毎日変わらへんけど
善法寺とは仲良くなったと思う。


でも、なんでかこの忍術学園に闇を感じる

平和やない。


平和に見えてしまうけど
外から見ただけで
中から見てしまえば、もう...。

昔から敏感やったなぁ


と、何故か思い出にふけっている。



すると襖が空いた




「天女様!」



襖を開けた本人が大きな声で私を呼んだ
...また天女か。







「町へ行きませんか?」






六年生とは違う群青の忍装束の少年たち。


元気が良いなぁ......。




...ん、待てよ?

町?





よっしゃぁあぁぁぁああああああああああ!

良いこと思い付いた!







「群青少年たち、町に案内してください!」








さあ


私が攘夷戦争にお世話になる前に
サーカス団に所属していたのはご存知やろうか?


町に行けば、平和が広がる!

心から澄んだ笑顔が見れる!




「あ、そこの変た...変装少年。」




なかなか上手い変装やなぁ

見習ってください小太郎って言いながら
この少年を見せてやりたいわぁ



「今変態って言おうとしたよな、絶対そうだよな」




絶対突っ込まれる思た

久々の突っ込み嬉しい!





「まあどうでもいいけど、お手玉とか蹴鞠ない?」



「どうでもいい?!」




ショックを受けたらしい鉢屋は用具委員会へ直行した。




「天女様とお出掛けできるなんて光栄です!」



豆腐を片手に持ちながらなにを言うか少年...。




「そら良かったですわ
それから、私天女様やなくて

城崎昴です」







何回言うんやろう。









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