犬は生活
2018/02/23 21:43
最期まで見届けてあげることが私の責任だと思っていたので、うっすらとした悲しみが景色を包んでいるのですね。
例えばそれは、生活の中で急に色濃くなるのです。
リビングの電気を消す時、もう豆電球にしなくてもいいのだとか。散歩の時間街を歩いていて、もうどこのお店にも入れるのだとか。
医療廃棄物を返しに病院に行って、獣医さんとお話ししたらまたジワジワ寂しくなってしまいました。
私は私を自由にしてあげなくてはいけません。
上手く言えないけど、悲しみは忘れてもいい。縛り付けてしまうような悲しみや辛さからは逃げてもいい。
シオンのことはずっと忘れないけど、私は私を自由にする練習をしていかなければならない。
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