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ネギま語り
2017/12/29 19:20
ネギま新装版9巻まで読み終わりました。
今回は麻帆良祭ですねん。
私数字に弱くて、時間ループとか時空移動とか時間の干渉がない部屋とか出てくるとめっちゃ処理が遅くなるのでかなり濃密でした。
修学旅行に続き、学園モノならオイシイ文化祭です。とっても美味しかった……。
泣き所は夕映とのどかのシーンですね。ふたりがお互いを思い合っているのがとてもいい。夕映の生真面目さと、のどかの常人からは逸脱した思いやりが愛おしい。
修学旅行よりも色んな生徒にスポットが当たっていたので、またみんなを好きになってしまった。
そして、くーふぇいと鈴音の場面でも泣きました。
気付いたんですけど、くーふぇいとかまき絵みたいな素直な子が、意志の強さみたいなのを見せてくると弱いかもしれない。このふたりはバカレンジャーですけど、何か強いものを感じます。
3Aメンバー以外のキャラクターも魅力的で、高畑先生は麻帆良祭でその強さを見せてくれて魅力倍増ですし。他の魔法先生方も、辛いシーンはありましたがネギくんを思いやる気持ちを吐露した時はギャップにかなりグッときました。
高音さんとメイちゃんも好きです。
段々面白い人になっちゃった高音さんですが、言動や心根を見ていると委員長並みにいい人で、メイちゃんがお姉さまと慕ってついていくのも頷けます。それ故にバッドエンドルートの「お姉さまかわいそう」というメイちゃんの一言で、主人公組に集中していて見えなかったそれぞれの人生を見せられたようでどきりとしたし絶望もしました。
鈴音の革命は、やっぱり正義なのだけれど、今を生きる人々の人生を犠牲にできないと思いました。私は、誰かを救うヒーローではないから簡単にそこに至れるのです。
どんな悲劇があったって、それを抱えて生きなくちゃいけないのだなと教えられました。
ネギまといえば、ちょっとドキドキしながらみんなに内緒で読むえっちな漫画のイメージがありますが、今読み返すと裸もちゅーもすごい爽やかなんですよね。笑
そして、ネギくんが葛藤する中で色んな人が助言したり叱ったりするんですけど、どの言葉もすごくいいんですよね。
生きることは悪で、綺麗な人間などいない(意訳)それでも物語は美しいし暖かい、それでも手を差し伸べてくれることもある。ネギまはそれを内包しつつ、生きることは悪と言ってしまう。それは正義でも悪でもなく、救いだと思いました。
全てが綺麗でなくてもいい。それは人間も世界も同じなのです。
とてもいい漫画なので! 男の子もおじさんも獣人も女の子もお姉さんもロボも人外もみんな可愛いから、貴女の推しもきっと見つかる! だから興味が湧いた方読んでください!
私とネギま夢トークしましょう!
漫画は巻数が多いし、という貴女は取り敢えずアニメ一期をどうぞdアニメで配信中。修学旅行編入っていますし、2Aで推しも見つかるかも? なんとXEBECさんが作成しており、ネギくんのショタ顔がエグゼで育った私としては懐かしいものを感じます。可愛いです。
なんとなく掴めてきた方のみ、二期のネギま!?をご視聴ください。完全オリジナル展開で、キャラクターの特徴が誇張されております故に認識が大変なことになる恐れがあります。こちらはシャフトさんですね。番外編もあります。
劇場版と魔法世界編は原作に近い作画と内容なので入り口にオススメです。ただ、前半の学園モノ成分が足りないので、やっぱり原作も読みましょう!笑
わーー! 残り10冊もコツコツ読みます!
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