攘夷戦争時代...
♪〜・・・♪〜・・・
「また弾いてるのか、高杉」
「俺の勝手だろ」
「誰も悪いなどと言ってはおらん」
「何の用だ?人の部屋に無断で入ってくるなら、それなりの理由があんだろーな?」
「坂本を知らないか?」
「あの馬鹿がどうした?」
「風呂に入ってくると言って、それから見当たらんのだ」
「あいつ長風呂だろ?どうせまだ入ってんだろ」
「それが風呂にもいなくてな」
「ちゃんと風呂の底まで見たのか?」
「あぁ」
「排水溝に毛玉詰まってんじゃねェの?」
「ニヤけながらひどいことを言うもんじゃない」
「じゃあ知らねェ。銀時にでも聞いて来いよ」
「そうだな、そうする」
「とっとと行け」
「・・・そうだ、高杉」
「今度は何だよ」
「今朝はあまり朝餉を食べていなかっただろう。そんなことでは戦で体力が持たず、鬼兵隊の奴らに示しが付かないぞ」
「酒が俺の原動力」
「野菜嫌いなだけだろう」
「あ゛?なんか言ったか?」
◆
「んだよー・・・坂本ぉ?知らねぇよ・・・」
「お前が最後に見たのはいつ頃だ?」
「あぁ・・・?・・・廊下・・・・・なぁ、俺もう眠いから・・・明日にしろよ・・・」
「廊下だと?どこの廊下だ、多すぎてわからん」
「廊下は・・・・・廊下だろ・・・つーかホントもう寝てるから・・・俺何も聞こえねぇから」
「南の廊下か?東の廊下か?・・・いや、東の廊下は高杉の部屋があるしな・・・。あ!西の廊下か!!・・・いや待て、風呂場は北の廊下からじゃないと行けないんじゃなかったか?銀時ちゃんと案内「うるせェェ!!!」」
「枕元で騒がしいわボケェェ!!!ヅラさぁ、俺眠いって言ってんじゃん!!何も聞こえねぇからって言ってんじゃん!!空気読めコノヤロー!!!」
「お前が廊下の詳細を教えてくれないからだろう」
「テメェで調べろや!!!」
「全く。貴様と言い高杉と言い、まるで役に立たん」
「腹立つ!!!この上なく腹立つんですけど!!!」
「もういい、俺が1人で探す」
「最初からそうしろよ!!!」
end...
桂は坂本に聞きたいことがあって探してたんです。でも結局坂本は自分の部屋で爆睡してたっていうオチ(笑)
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