攘夷戦争時代...





♪〜・・・♪〜・・・



「また弾いてるのか、高杉」

「俺の勝手だろ」

「誰も悪いなどと言ってはおらん」

「何の用だ?人の部屋に無断で入ってくるなら、それなりの理由があんだろーな?」

「坂本を知らないか?」

「あの馬鹿がどうした?」

「風呂に入ってくると言って、それから見当たらんのだ」

「あいつ長風呂だろ?どうせまだ入ってんだろ」

「それが風呂にもいなくてな」

「ちゃんと風呂の底まで見たのか?」

「あぁ」

「排水溝に毛玉詰まってんじゃねェの?」

「ニヤけながらひどいことを言うもんじゃない」

「じゃあ知らねェ。銀時にでも聞いて来いよ」

「そうだな、そうする」

「とっとと行け」

「・・・そうだ、高杉」

「今度は何だよ」

「今朝はあまり朝餉を食べていなかっただろう。そんなことでは戦で体力が持たず、鬼兵隊の奴らに示しが付かないぞ」

「酒が俺の原動力」

「野菜嫌いなだけだろう」

「あ゛?なんか言ったか?」











「んだよー・・・坂本ぉ?知らねぇよ・・・」

「お前が最後に見たのはいつ頃だ?」

「あぁ・・・?・・・廊下・・・・・なぁ、俺もう眠いから・・・明日にしろよ・・・」

「廊下だと?どこの廊下だ、多すぎてわからん」

「廊下は・・・・・廊下だろ・・・つーかホントもう寝てるから・・・俺何も聞こえねぇから」

「南の廊下か?東の廊下か?・・・いや、東の廊下は高杉の部屋があるしな・・・。あ!西の廊下か!!・・・いや待て、風呂場は北の廊下からじゃないと行けないんじゃなかったか?銀時ちゃんと案内「うるせェェ!!!」」

「枕元で騒がしいわボケェェ!!!ヅラさぁ、俺眠いって言ってんじゃん!!何も聞こえねぇからって言ってんじゃん!!空気読めコノヤロー!!!」

「お前が廊下の詳細を教えてくれないからだろう」

「テメェで調べろや!!!」

「全く。貴様と言い高杉と言い、まるで役に立たん」

「腹立つ!!!この上なく腹立つんですけど!!!」

「もういい、俺が1人で探す」

「最初からそうしろよ!!!」





end...





桂は坂本に聞きたいことがあって探してたんです。でも結局坂本は自分の部屋で爆睡してたっていうオチ(笑)

拍手ありがとうございました!





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