これこそが日常
スーパーにて..
「これなんか安いアル。この白菜にするヨロシ」
「よく見ろ、傷んでるから安いンだよ。白菜が黒い斑点のマントまとってんだろーが」
「ヒーローにマントはかかせないネ。マントがなければただの非常食アンパンでしかないアル」
「そんな飛べない斑点マントなんていらねーよ。今俺たちが必要としてるのはアンパンの方だっつーの」
「銀さん、こっちで野菜詰め放題やってますよ!1袋で300円ですって」
「でかしたぞ新八!ほら神楽、てめぇも野菜詰めてこい」
「おうヨ!」
「って言ってるそばからさっそく袋やぶけてんじゃねぇか!!力入れすぎなんだよてめぇは!!」
「こんな袋じゃ私の夢と希望は収まりきらないネ!!」
「何詰める気?!野菜詰めろっつったんだけど?!」
「僕がお手本みせてあげるよ、神楽ちゃん貸してごらん?」
「お、さすがだな新八。地味な作業が似合ってらぁ」
「銀さん、褒められた気がしないんですけど」
「いいからいいから」
「・・・あのね、こういう隙間を上手くつかって、にんじんとじゃがいもをバランスよくいれるんだよ。上手く入れればこの袋に10個以上は入るから」
「そんなに入るアルか?!」
「うん」
「てめーらそこで仲良く袋詰めしてろな。俺は残りのモンかごに入れてくるから」
「余計なもの買わないで下さいよ?プリンも苺牛乳もまだ冷蔵庫にあるんですからね」
「・・・さーて、夕飯何にすっかな」
「あ、また聞こえないふりしてるよ・・・ったく」
end笑