3000HIT Thanks記念!
\(^o^)/
攘夷時代のある朝・・・
「・・・もじゃ、塩」
「ほいッ」
「やっぱ醤油」
「ん!」
「・・・やっぱ塩」
「はいよッ」
「これ砂糖じゃねェか」
「あ、間違うたき。こっちじゃ」
「おぅ」
「何お前ら・・・熟年夫婦気取りですか?亭主関白ですか?目玉焼きにはソースか醤油かで揉める初喧嘩ですかコノヤロー」
「馬鹿か。うるせェ」
「昨日の戦で鬼兵隊に世話になったからの。醤油ぐらい取るろー」
「朝からやめないか銀時。目玉焼きには、だしの素が1番だぞ」
「ンなもんチョイスしちゃうのはお前ぐらいだっつーのッ!!」
「そんなことで揉めると飯が余計不味くなるだろう」
「余計、だァ?聞き捨てならねェな・・・ヅラ、俺の飯が食えねェだと?」
「食えんとは言ってないだろう。不味いと言っただけだ」
「それ同じことぜよ!ヅラは慌てん坊さんじゃな!あはははは!!」
「慌てん坊さんじゃない。桂だ」
「つーか高杉さー、にしてもコレ味薄くね?」
「糖尿患者用だ」
「さり気なく言ってやったのに何その態度ォォォ?!」
「無駄な気を使うからだ馬鹿者。こういうことは後々の飯にも影響してくるのだ。はっきり言ってやるのも高杉の為になる」
「ヅラぁ、朝から血祭りの朝餉は遠慮するきぃ」
「案ずるな坂本。朝餉には血ではなく、だしの素を降らせるつもりだぞ。味に深みが出る」
「だしの素なんて無ぇんだけど」
「フッ、面白ぇ・・・言いてェことあるなら言いやがれ」
「俺お前がどうなっても知らねぇかんな!!ヅラ!!」
「ヅラじゃないッ。桂だ!!」
カチャ(箸を置く)
「まずこの漬け物だ。どうせ漬け物ではなく漬けられたばかりの物の間違いだろう。味が全く染み込んでない」
「この白米は中まで火が通ってないぞ。米はふっくらしてるのが旨いんだ。所々焦げているのも気になる」
「問題は味噌汁だ。なぜ味噌汁なのに醤油味なのだ?味噌が入っていないのならこれは味噌汁ではなく吸いものというのだぞ。ちなみに吸いものなら松茸が旨い、そしてやはり味を整えるには、だしの素が適している」
「魚に関しては焦げすぎて身が半分しか食えないではないか。付け合わせのお浸しの汁と一体化しているのも気に食わん、皿は別にするか、汁気を切れ」
「「「・・・・・」」」
「どうした?」
「いや、なんつーか・・・」
「お見事ぜよ・・・」
「てかお前『だしの素』何度も言い過ぎだろ。どんだけ依存してんだ」
「てめェ・・・姑だろ」
「姑じゃない。桂だ」
end...
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3000HITありがとう!!!
久しぶりの記念小説更新♪
ヅラ、だしの素大好きですw←
これからも4000、5000etc...と
よろしくお願いします!
ginkumaヾ(^^)ノ