祝い事ってのはよー・・・
みんなでやるモンだろーが


by銀時











「集まれー!!!!!」

なっ何ヨ銀ちゃん!?頭でも打ったアルか??」

「あー・・・びっくりした。突然大声出さないで下さいよ!」

「プッ、新八メガネずれてるアル!びびり過ぎヨ!」

「う・・・うるさいなぁ・・・」

「喧嘩すんなばかたれ!今日は特別な日だ!」

「「特別な日・・・?」」

「そろそろ来るぞ。・・・・・!」







「呼んだか、銀時」

「うわッ!?かっ桂さん!?」

「ヅラ!!どこから入ってきたネ!?」

「窓から失礼した。銀時、戸締まりはちゃんとしておけ。リーダーや新八くんだって居るのだぞ」

「へーへー。わあってるよ!」

「お前のそれは聞き飽きたぜ銀時ィ・・・」

「なんだ、高杉・・・お前も来ていたのか」

「俺が集まれっつったしな」

「今日は無礼講だって聞いたからなァ」

「特別な日だからな。俺もヅラも、そのつもりだ」

「・・・んな警戒すんなよ。てめェらガキにも、今日は何もしやしねェよ・・・ククッ」

「!あ・・・はッはい・・・」

「高杉、いくら無礼講でも着物ぐらいちゃんと着ないか。風邪を引くぞ」

「ヅラこそ、今日って日ぐらい着崩せよ。そのクソ真面目な着方は楽じゃあるめェ」




ゴソゴソ・・・




「(あ?・・・煙管が・・・・ねェな)」

「探し物はこれか?」

「!銀時ィ、てめぇいつの間に盗りやがった・・・返せ」

「ガキの前で吸うな。こちとら成長期なんだよ」

「1日ぐらい我慢しないか。吸ってばかりは体に毒だぞ」

「・・・チッ」

「わんッ」

「あ゛?なんだ、犬?」

「見ろ高杉。定春くんもお前に禁煙しろと言っているぞ」

「餌の時間になったから吠えただけだっつーの。神楽、定春に餌やってやれ」





ガタガタッ





「金時!!ヅラ!!バカ杉!!久しぶりじゃのー!!ワシも集まりに参加しに来たき!!」

「「「(金)(ヅラ)(バカ)じゃねぇ(ない)!!」」」

「あはははは!!おまんら息ぴったりじゃー!!」

「お前今日っつー特別な日にそんな間違いすんなよ!」

「すまんのー。うっかりしちょったぜよ」

「うっかりじゃねぇよタワシ頭。誰がバカだって?」

「まっことすまんすまん!ちっくと本音が出てしもうて!」

「あっバカ!坂本・・・ッ」

「ほォ・・・本音だァ?会わねぇ間に随分と知力が衰えたらしい」

「ん?あれ、どういて刀・・・出しゆう・・・」

「使い物にならなそうだからなァ…俺が捨てといてやらァ!!」

「ぎゃぁッ!?!」

「ちょッ!?高杉ィィィ!!?銀さん家壊れる!!壊れるから暴れんな!!頼む!!300円あげるから!!」

「抜刀癖は治っていないようだな」

「言ってる場合かよッ!?」

「騒がしいアル。・・・ん?何か足音みたいの聞こえるヨ」

「あれ、そういえばなんか床が揺れてる気が・・・」


「「「「え?」」」」





・・・ドドドドッ





「!まずい!!隠れろッ」






バーンッッッ






「真選組だ!!神妙にお縄につきやがれ!!!」

「えぇ?!なっ何で真選組が!?」

「新八君。お妙さんが居るところに、俺はいつでもやってくるさ」

「残念ですけど近藤さん、姉上来てないです」

「知ってるさ。今日は・・・今日はさ・・・・・仕事だから」

「なんでそんなに悲しそうなんですか。アンタ警察でしょ」

「そんな事より、ここに攘夷浪士が入って行くのを見たっていう目撃情報が入ったんでさァ。旦那、何かご存知で?」

「・・・知らねぇな」

「嘘ついてんじゃねぇよ。こっちには長髪と女の着物とサングラスの男の目撃証言とれてんだよ。部屋も荒らされてるみてぇだし、さっさと白状しやがれ!!」

「家に居た奴が何にもなかったっつってんだ。それ以上もそれ以下もねぇだろ」

「じゃあ何で部屋が荒らされてるんですかィ?」

「・・・万事屋恒例の泥棒対策説明会をしてたからだ」

「何その苦し紛れな嘘!!信じねぇよ?!誰も信じらんねぇよ!?」

「それは良い心掛けだなぁ!なぁ、トシ?」

「信じたやつ居たァァァ!!!」

「だろーゴリラ?俺ら家庭内の問題に余所が口出すなんざ、野暮ってモンだ」

「そうだぜィ土方ァ、死んで詫びなせェ」

「誰が死ぬかボケッ!!!」

「まぁまぁ2人共、攘夷浪士らしき奴が居なくて良かったじゃないか。さ、いつもの仕事に戻るぞ」

「・・・邪魔したな」

「帰れ帰れ」

「あァ!?」

「チャイナ、命拾いしたな」

「それはこっちの台詞アル!!サド野郎ッ」

「トシ、総悟。早くしろ」

「チッ」

「じゃあ旦那、失礼しまさァ」







ガラララッ ピシャッ








「・・・危なかったですね、銀さん」

「おっおう・・・・・もう出て来て良いぞ」





ガタタタッ




「ッ銀時ィ・・・」

「貴様ッ、男3人が同じ押し入れに入れるわけないだろう!!」

「息出来ねぇかと思った・・・なァ、もじゃ?・・・あ?おい、坂本?」

「銀ちゃん!!お金持ちのボンボンが息してないヨ!!」

「よっし!!命の恩人としてたかるチャンスだ!!」

「アンタらこの期に及んで何言ってんのォォォ?!」





end...





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1000HITありがとう!!!

ちなみに坂本は
ヅラのアッパーカットで
生き返ったよ(∀)







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