祝500HIT!
停電した万事屋










「真っ暗ですね」

「停電してんだから当たりめぇだろ」

「銀ちゃん、懐中電灯どこネ?」

「・・・電池切れてるから使えねェな。ロウソクなら確か・・・玄関にある。神楽取ってこい」

「真っ暗だからここ(居間)から玄関まで行けないアル」

「行けるさ、お前なら。いつ何時も前を向き、限界を作らないことが大切だ」

「まじでか!?私行けるような気がしてきたヨ!!」

「ついでに暗闇の中でイチゴ牛乳を取ってくるミッションもクリアしてこい」

「おうヨ!!」



ダダッ



「銀さん」

「んな冷めた目で見るな!ったくよー・・・最近のガキはドラマに影響されて変な目つきやら言葉やらばっか覚えやがる!」

「死んだ魚の目してるアンタに言われたくないです。銀さんこそどこで子ども心を騙す方法覚えて来たんですか」

「違ぇよ!俺はな、いかなる時でも神楽やお前が生きていけるようにしてやってんの!やべッ!!俺かっこ良くね!?」

「そんな気遣い無用なんで。僕らまっすぐ生きられるんで大丈夫です」



ダダッ



「ロウソクあったヨ!」

「うっし、でかしたぞ神楽。で、ミッションはどうした?」

「もちろんクリアしたアル!私に出来ないことはないネ」

「良くやった!早く貸せ貸せ!」

「ちょっとイチゴ牛乳より先にロウソクに火付けてくださいよ!」

「おい神楽、・・・これイチゴ牛乳じゃなくね?」

「えー?・・・あ、この匂い・・・間違えて小豆ミカンもって来ちゃったヨ」

「何でだァァ?!!俺頼んだのイチゴ牛乳!!」

「私が飲みたいのだけ持って来ちゃったアル」

「もはやミッションもクソも無ぇじゃねェか!!!」

「銀さんが汚いことするからですよ」

「そうネ、イチゴ牛乳くらい自分で取ってこいヨ」

「ンだとくそガキ・・・!!・・・あ、じゃあ神楽がせっかく持ってきてくれたしー。銀さんありがたく飲ませてもらうわ」

「あ!!やめろヨー!それは私のネ!!」

「うっせー!!こうなりゃヤケクソだ!!」

「返せー!!小豆ミカンは天パには毒アル!諦めるヨロシ!!」

「こんなもんガキが飲んだら夜眠れなくなるぞ!!」

「小豆ミカンは若い子向けに作られた最高の一品アル!!私を裏切ることはないネ!!」

「いンや!これは大人だけが飲むことを許された代物なんだよ!!」

「そんなことないネ!!18禁マークは付いてなかったアル!!」

「ンなもんコンビニで買える飲み物に付いてるわけねぇだろ!!」




パッ




「あ、電気付いた。・・・・・・・あの、ちょっと。この飛び散ったジュース、誰が片づけるんですか」




end...


……………………………………

500HITありがとう!!
グダグダでごめんよ(´`)

ちなみに小豆ミカンとは
ジュースです←







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