出会った当初からフレアはレアに尽くしてたわけではなくて、むしろあんまりいい感情を持ってなかった。
最初は屋敷の周りの森で野生とバトルを繰り返してたんだけど、命令無視とかしょっちゅう…と言うか殆ど命令無視で。
それを心配したレアパパに「そのヒノアラシは手放しなさい。別のを貰ってきてあげるから」的なことを再三言われてた。もちろんレアは首を縦に振る事はなく「どうしてそんなこと言うんですの!?お父様なんかキライ!」な感じだったんだけど

ある日ヒノフレアが脱走。それを一人で探しに飛び出したレア。
見つからなくて見つからなくてその上迷って…迷った上に野生ポケの巣跡らしき穴に落っこちて出れなくなって。
でもまだレベルの低いフレアがこの森の中で一人ぼっちって事を考えると自分は泣いてる場合なんかじゃなくて。一生懸命出ようとするも出られず飛び出してきたから通信端末も持ってないし…そんなこんなで一晩をあかす。

翌朝またも出ようともがく泥だらけなレアの前に見たことのない少年が。レアはその少年に助けを求めた。
ここから一刻も早く出して欲しい、自分のポケモンがまだレベルも低いのにきっとこの森をさ迷っているから。早くしないと大変なことになってしまう。お礼に自分に出来る事なら何でもするから。と

その時少年の背後に野生のアリアドスが。しかしレアが危険を知らせるまでもなく少年はヒノアラシになってアリアドスを焼き払う。その少年はフレアだったのだ。そして唖然とするレアに、またも少年姿になったフレアは悪戯っぽく微笑みこう言った。


「お手をどうぞ?お嬢様」


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ああまた途中で文体かわったとか…き、気のせいなんだから

穴を用意したのもフレアで、ようはレアを試したんです。自分のこれからを捧げても良い人間かと
最初は試すまでもないとか思ってたけどパパンの言葉に断固拒否な姿勢や、いつまでたっても命令をきかない自分への接し方で試してみても良いかなと。

きっと屋敷では使用人やら総動員の大捜索だったかと


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