「先輩 出ていってください」
「いやだね」
こんな寒い日にあたしを外へ追い出して自分一人だけ暖をとろうなんて、おこがましこと山のごとしだ。ほら見ろ、そとは雪だ
「着替えたいんですけど」
「勝手に着替えれば?」
「いや 出ていってくださいよ」
「何で?あたしが部室に居ることとあんたが着替えることに 一体どんな関係性があるわけ?」
「一応男女ですから」
「あんたに男と呼べる程のブツがぶら下がってるとは思えない」
「失礼ですね」
日吉が着替えるためにあたしが部室を出る?そんなの間違ってる
「日吉。あんた外で着替えれば」
「いやです」
「見られたくないんでしょ」
「外で着替えた方が見られますよ。てゆうか俺 一応先輩を気遣ってるんですけど。一応」
「一応って何なの?あたしはあんたの先輩なんだから思う存分気遣え。思う存分ね」
「先輩のそうゆう所が俺たちに気遣いたくないと思わせる原因なんですよ」
「なんか言った?今ならあたし筋肉バスターできるけど」
「いえ 何も」
「ああもうだるいからさっさと着替えろよ。お前の粗チンなんて鼻くそだ」
「野蛮だ」
「うるさい。脱げないならあたしが脱がしてやる。さあ 日吉覚悟」
「は?ちょ やめてください!」
「ふむ。ローズピンクの乳首」
「あんた殺すぞ」
「んん?そんなこと言っていいのかな?今のあたしはあんたを丸裸にして寒空の下にほっぽり出すことができるんだよ」
「(なんなんだこの人は)」
ほんと、世話の焼ける部員だ
「げ 銀河が日吉を強姦してる」
「あ 向日。あんたも交ざる?」
「いい加減にしてください」