serial | ナノ
夜。良い子はおやすみの時間。そう、良い子は。
「なまえさん! 僕の能力をコピーしてまで逃げることはないでしょう! さっさと捕まえられてくださいそして女性のあなたをよく見せてください!」
「バーナビーくんの言う通りするんだなまえ、そして言う通りにするんだ!」
「うううるさい、うるさい変態共! いい加減に懲りてよぉ!」
叫んだなまえはひどく息せき切っている。家々の屋根を飛び交っているのだ。あまつさえ今は女体であるから、男体のときよりも体力ははるかに減少している。
バーナビーとスカイハイ。
なまえは現在、その変態二人組と鬼ごっこをしていた(もともと鬼はバーナビーひとりだったのだが、パトロール中だったスカイハイと運悪く鉢合わせになりスカイハイ途中参加)。
二人の鬼に鬼畜にも全力で追いかけられている。捕まるわけにはいかない。いったいなにをされるのやら想像できたものじゃない。
「昼間はブルーローズやファイアーエンブレムやオジサンとは仲良くしてるのに、どうして僕たちとは仲良くしてくれないんですか? 差別ですか? ひどいですね!」
「バーナビーくんの言う通りだなまえ、お仕置きが必要みたいだね!」
「もっ、ちょ、ぜぇぜぇ、ほんと無理! 早く明け方になれえぇぇ」
ひたすら、夜でも明るいシュテルンビルトの街を飛び交った。
なんてとこから始まりましたw
主ちゃんは男性陣からも女性陣からも人気なのです。