「何ですかね」
「ん?はい。」
「だ、か、らー何!!」
あたしの目の前で、
ニヤリと笑みを浮かべて
手を差し出している彼。
「今日は2月14日じゃないか」
「はい、それが?」
「とぼけてるの?」
「いーや、正気ですけど!」
2月14日といえば、バレンタインデー!女の子なら忘れるはずもない。
だけど、その欲しがる手は一体何なのだろうか。
「じゃあ、はい。」
「いや、意味わからないんですけど」
「照れなくて大丈夫だよ。」
「照れてません!!」
なんて自信満々の笑みでいる臨也にたいして、あたしも負けじと引き下がらない。
「真央ちゃん、
素直に渡しちゃいなよ。」
「何をよ。」
「チョコレート」
「義理を期待してるわけ?」
「いや?だって今日は女の子が想いを寄せる男の子に、チョコレートを渡す日だろう?」
「だからって‥!!」
ニヤリと余裕の笑みをみせた彼にあたしはすべてを見透かされたような気がした。
「あげるわけないじゃん!!」
バシンっと臨也の顔を目掛けて持っていた箱を思い切りぶつけ、真央は全速力で走り去った。
あんたになんか、
本命のチョコなんて
あげないんだから!
(ハートの手作りチョコ‥?)
(はっ恥ずかしい!!って、チョコがない!!まっまままさか!!)
(‥クスッ、本命じゃん)
(本人にバレちゃったかも!?はっははははずかしいよぉおおお!!!!)
▼バレンタイン企画、
臨也編の夢小説でした。
意味不明になったけど
ツンデレな主人公でした!(笑)
でもツンツンな部分しか
書けなかった(´・ω・`)