そう、
やると決めたらやるのだ!
そしてここからは、誰がなんと言おうと戦場だァァ!!!
「「「カブト狩りじゃァァ!!!」」」
「何でこうなるんだ‥」
新八は、3人のテンションをみてため息をつく。
「新八くん!!何で、そんなにテンション低いの!!」
「‥そんなこと言われても、なんでカブト狩りに‥はぁ」
「出稼ぎアル!カブトムシつかまえて、酢昆布1年分儲けるネ。」
「あれ、サダハル20号?あれ31号だっけ?の仇‥じゃァ?」
本来の目的を忘れ去った神楽にたいして真央は疑問をぶつけた。
「とにかく!新八くんよォ!!こっからは戦場なんだよ、女の戦いってやつなんだよ!!ほら、腹が減っては戦はできぬってよく言うでしょ!?」
「いや‥意味わかんないんですけど。ってかアンタ、ただお腹すいてるだけでしょォォ!」
「そういえば、今日の朝プリン3個しか食べてなかったやー!」
呑気に言う真央に新八は、やつれ顔になっていく。
「それ、甘いもの食べすぎですから。いやホント」
「新八ーオメェわかってねェよ!!糖分が足りねェと死ぬんだよ、俺らわ」
「そうよ!!お医者さんに控えろと言われても、食べないと死ぬのよ。だからあそこのお医者さんは、きっとヤブ医者なのよね。‥あ、これ内緒よ?」
「そんな勝手な事情知らねーェンだよォォ!!!!」
まぁ、そんなわけで、あたしたち万事屋一行は森に来たのだった。
そしてカブト狩りを始めたのだった。
「だった、じゃねェエエ!!!」
「つーかよォ、真央、てめぇ俺のプリン食いやがったな‥」
「フッ。今頃気づいたかァ!わはははは」
「真央、ズルいネ!私も食べたかったアル!」
ダメだこいつら、そう思って新八は頭を抱えた。
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