久々知くんが実技訓練中に足を怪我して動けなくなったと報告を受けた私は保健委員という名目上見過ごすわけにもいかず早急に現場へ向かい地面に伏してひぃひぃ言ってる久々知くんの上体を引っ張り起こして肩を抱え膝下に腕を通しまるでお姫様がしてもらうような持ち上げ方を成し遂げ使命を全うすべく自分よか図体の大きい久々知くんをどうにか運ぼうと顔を真っ赤にしながら頑張っている私とは対照的に当の本人は真っ青な顔でいいよぉなどと情けない声を出して抵抗したがそんなことは聞く由もなく亀の歩で医務室へ戻っていく最中出会った善法寺委員長がなにやってんの君達と大きく開けた口の奥の喉ちんこは今でも忘れられない。