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after word


後書きというものをあまり書いたことがないのですが、
この「千年先の雨のにおいがした」という作品はなんというか、思いいれが強すぎた作品なので、一度後書きを残してみようかなあと思った次第です。
後書きを書いたことがなく勝手が分からないのでとりあえず箇条書きっぽく。


◆タイトルについて
まず、この作品につけられている「千年先の雨のにおいがした」ですが、
「何なのだこれは、どういう意味だ」って思われる方ももしかしたらいたかも知れません。
自分でもよく決めてないままつけました(告白)
ただ、この作品を書きたいなぁと思った時に、漠然と「この話は我らの団ハンターと筆頭リーダーとセルレギオスの話にして、尚且つハンターとリーダーに一度離別をさせてみたい」と考え、「そしてもし二人がまた再会するとなった時に雨が降っててほしい」と考えてたような気がします。
ではなぜ雨の前についた言葉が「千年先」だったのか。
同じく主役であるセルレギオスの別名が「千刃竜」であり、そして狂竜セルレギオスが誕生した原因の一端であるゴアマガラ、シャガルマガラは時を廻るモンスターであることから、「千」と「時間」を表す言葉にしたかった。ような気がします(曖昧)もしかしたら全部気のせいでただの後付かもしれません。ダラがいるフィールドもそう言えば「千剣山」だった。「千」に縁があるんだきっと。


◆筆頭リーダーについて
公式のキャラ性が最大手過ぎる為に、公式の良さを壊してしまわないように齷齪しながら扱ってたキャラです。
自分の中のもう一人の自分が、「こんなの筆頭リーダーは言わないしやらない行動だろうがいい加減にしろ!!!」と罵倒してきたりしたのを何人も沈めながら書いてました。
原作のリーダーは「ハンターの身に何かあると泣いてしまうかも知れない」という、かなり印象の強い台詞を吐くキャラですが、
「リーダーは本当に、ハンターの身に何かあった時に泣くようなキャラなのか? 泣くよりも先に、行動を起こすタイプだよな絶対」と思ってまして、その要素を入れたかったのと、
あと『ゲーム中でゴアマガラが主人公たちの乗るイサナ船に突撃し、ハンターが皆を護って海に投げ出され、筆頭リーダーが真っ先に飛び込んで助ける』、という「一度ハンターはリーダーに命を救われている」という点を加味し、
セルレギオスに拘束され渓谷に落ちて行ったハンターを「今度はリーダーでも助けられなく」したかった。
"目の前で実際にハンターが死ぬ"のではなく、"生死が不明、見つかってすらいない"状況ならリーダーは決して絶望せず諦めもせず見つけるまで探してくれるだろうなという願望も詰まってます。


◆ハンターについて
基本的に『モンハンの主人公はチート、人外並の存在』と言う風に扱ってます。
うちの我らの団ハンターは基本的にいつもソロ(+オトモ)、そしてミラボレアスに挑んで勝って帰還している程の実力者なのですが、『千年先』においては若干「人間らしく」弱体化?制限??して書いてるつもりです。最強主ってわけじゃない感じにしたかったので、ハンター独りではいつまで経っても狂竜セルレギオスは倒せないままだった。でも途中でリーダーとランサーが合流し、三人で挑んでようやく倒せた。"独りじゃ倒せない"ということを表現したかったです。無理でしたが。
最後、セルレギオスに拘束されてからハンター本人の視点や言葉がないのはわざとです。
26話の途中にある、リーダーとハンター君のやり取り?は別として。あれは一瞬だけ意識が通じ合ってたということで…。
最後も、ハンターはもっと抵抗出来てたんだと思うんですけど、もうあの時にはすでに限界が来てて疲れてたんでしょうね。スタミナ切れ? 自分でも「ああ俺このまま死ぬかも」って悟ってたはず。


◆旧砂漠の地形について
多分、旧砂漠に渓谷なんて存在してない(断言)
でももしかしたらワンチャン、MHP3rd時代にあった「砂原」ステージのような谷がどこかにあるはずだ……という邪な考えから捏造しました。いやでもあるだろあんなに広大なんだから!!


◆途中出てくる行商隊たち
自分の眼に見えないことは、事実として認識しないんですよ。ハンターの死を信じなかったリーダーのように。
一般人である行商隊たちも、大型モンスターと対峙するということがどれ程のもので、ハンターたちが日々戦っていることの重大さと大変さとを理解していない。
一般人も一般人で生きる為自分自身のことで手一杯だから仕方ない。


◆オトモ生きてたね?
実は、最後のセルレギオスに連れ去られていくハンター君のことを「固有名称?」で叫べる数少ないキャラだったから、急遽復活したなんて口が裂けても言えない。

これも全部、システム的な面で主人公の名前を呼ばないNPCたちが悪い!俺は悪くねぇ!


◆団長の鷹について
鋭いし賢い、ハンターの為になることをしてくれたけど、でもやはり生物だから、我が身が大事。気配にも敏感。ハンターを「見捨てた」んじゃなくて、「自分を優先した」んだと思います。


◆あの後の我らの団について
各自で想像してください………


◆作中のハンターの動きについて
・オトモが食われた直後に放った一撃→「MHXの狩技」を無我夢中で放った設定 もう一度は使えないと思います
・リーダーの掌を使って空中に飛び上がる→「MHXのエリアルスタイルで、仲間を蹴ってジャンプする」アレを意識した。頑張ればまた出来るのでは?


◆作中の二人の関係性について
『永劫の友人』以上、親友未満? とても大切な者であることは確かだと思います。
周りの人たちはハンターに対して「ハンターの強さはわかっている!だからきっと無事に帰ってくる!信頼してる!」って感じですが、
リーダーの場合は「君の強さはよく分かっている。だがそれと君の心配をしないのとは別問題だ。勿論信頼はしている。けれど不安なんだ君が戻って来るまで」っていう……
ハンター君は、どっちの信頼もとても嬉しく思ってます。
でも「俺がちゃんと無事に帰ってこないと、どっかの泣き虫が泣くって言うから」って思いながらクエストに出発して帰って来る。
団長やランサーに指摘されたりして、リーダーは自分の持つ感情や気持ちが少々度が過ぎているのではないか?と疑問に思いつつあるんだけど、でもこれまで友人がいなかったのと、恋人もいなかったのとで(願望)、分別がつかないし境界線が分からないんでしょう多分。面倒くさいやつですよね(歓喜)

ハンター君の方はガッツリ大切ですリーダーのこと。
恋かと言われると…………愛?
友人と思いながら接しつつ、家族のようにも見てる。
「好きなのか?」と問うと、「ああ大好きだ」って言うけど、
「じゃあ付き合ったりするのか?」って言うと、「? ああ、あいつが望むならどこでも付き合うけど」って言う。
「恋人なのか?」って訊かれると、「いや大切な友人だ」って言う。
最後の「??」で、ハンター君がリーダーに伝えておけばよかったと後悔している想いの内容に関しては、ハンター君本人も明確な答えは持ってないまま、ただ漠然とそう思ったということで。










全然まとめられなかった……………
完全に補足じゃなくて蛇足だこれ………
マヂつら。。。MH4Gしよ。。。