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▼ なにがどうして こうなった

漂流していたナマエを助けてくれた船長さんは彼の境遇を聞いても気味が悪いなんて言わなかった。
笑顔で「安心しろ。近くの島まで連れて行ってやる」と言ってくれた。
優しい笑顔だった。安心しきっていた


でも船長さんは"悪い人間"だった

表で笑って、裏で嗤ってる。
いいショウヒンが手に入った。ガタイもいい。別の次元から来たとか訳の分からないことを抜かしているが、もしかしたら何かの能力者かもしれない。幾らになるだろう。幾ら儲かるだろう。連れて行け。なんにも知らないこの男を人間屋に連れて行け。能力者なら高く売れる。そうだオークションに出そう。今日は景気がいいなあハッハッハ




「なんだこれ」



どこかに連れてこられたナマエの両腕には重い枷、首には冷たい首輪
どうやら彼は売られるらしいよ、可哀想にね




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