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▼ 今から嫉妬の炎が燃え上がります

いまシャボンディ諸島になんて来るんじゃなかった。

心の底から後悔している鬱々としたローを慰めるべき本来の相手は今、ユースタス海賊団の船長殿にしっかり肩をホールドされていて身動きが取れない状況にある



馴れ馴れしい!何なんだあの赤いのは一体!おれのナマエの肩に気安く触れてどう言うつもりだアレは。殺してもいいのだろうか。おれでさえナマエの肩に手を回して密着、なんてしたことないのに何故あの赤いのはそれをやっているんだ。殺してもいいのだろうか。大体にして全てが唐突すぎる。どうしてナマエを一目で気に入ったのだろうかあの赤いのは。ナマエに一目惚れしたのだろうか。殺してもいいのだろうか。ナマエの魅力をたった一目見たぐらいで分かったような気になっている輩が一番腹が立つ。お前にナマエの何が分かるんだクソ野郎が殺してもいいのだろうか。行動で喧嘩を売っているのか?よしいいだろう買ってやる。殺されても文句は言わないよな?だがその前にとりあえず



「"シャンブルズ"」



「きゃー!!キャプテンどうしておれなのー!?」

「…た、助かったよロー……あの赤い子は凄く恐ろしい……」



ユースタスの隣で青い顔をしていたナマエを取り戻す。代わりにベポを渡す。泣かなくてもいいぞベポ。蹴りの1つぐらい入れてやれ。ボコボコにしろ



「んだよトラファルガー、返せよそこの男 この熊返すから」「きゃぷてぇん!」
「寝惚けたことを言うなユースタス屋 お前にはナマエの心が分からないのか?頗る迷惑だ」
「ナマエって言うのか」
「ナマエの名を呼ぶな腐る」
「あ゛ぁ!?」
「やるか?」


「まぁ落ち着くんだ、ロー」


「分かった」



ナマエがそう言うなら仕方がない

すっかり泣いてしまったベポがシャチ達に「しょうがないぞベポ、諦めろ」「そうだ。ナマエさんのためだから」と言って慰められている



「キッド君の話がなかなか興味深くてな。見た目は少し奇抜だが、面白い人だよ」
「……キッド君…!?」


なんでこんな奴を名前で呼ぶんだバカ!



「行くぞナマエ!!」
「あ、もうか?」
「このまま此処に居たらおれの嫉妬のパロメーターが臨界点を突破しかねない」
「わ、分かった」
「おいこら!ナマエ置いてけ!テメェらには勿体ない男だ」



プチン



「……お前みたいな、クソが、ナマエの、なにを、知って、んなこと、言うん、だ」
「お、おち、落ち着けロー!片言になってる!キャラ忘れるな!」
「そうです!ビークールキャプテン!」
「ナマエさん!あなたがキャプテンの手を引いてください!」
「よし分かった!」






▼恋情増幅@主がキッドと出会って仲良くなりローが嫉妬 IF/うめさん
リクエストありがとうございました!


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