恋情増幅 | ナノ
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「お前、なかなか良い仕事するなァ!」
「本当ですか!もっと頑張ります!」
「しかも骨もある!いいな!ハッハッハ!」



おれ達の中でも結構年長者に入るトリトさんでも、
ガンズのおっさんと一緒に居ればまるで親子みたいだ




昨晩、宿に帰って来たトリトさんとトリトさんに負ぶさられて酔った(フリをしていた)キャプテンの2人を見て、さぞ楽しい逢引だったんだろうとニヤニヤしていた。キャプテンも、トリトさんの背中で表面には御くびにも出さないがニヤニヤしていたし、これは暫くはキャプテンのご機嫌も保たれるな!ありがとうトリトさん!と思っていたわけだが、どうだ


今のキャプテンの顔はそれはもうオッカナイ顔をしている。隣に立っているベポがガクガクと青くなっているのにも気付かない。そんなにか。そんなにトリトさんがガンズのおっさんの手伝いをしているのが気に食わないんでしょうかキャプテン



「…あー、キャプテン?どうしてトリトさんが、船大工の男達と一緒に働いてるんで?」
「…………………トリトが、自分から志願したんだ」
「え゛ ど、どうして?」
「うるせぇ!!!」
「はい!!!」




ひー!!キャプテンおっかねぇよー!!トリトさん見てた時の目の数十倍キツイ目で見られたー!何でおれがー!





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