愛情構築 | ナノ
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▼07




ようやく1日が終わった。色々あった。ローだ、ロー

オレより大人びて見える時のあるローも、身体はやはり5歳児らしい。
いきなり変な場所に飛ばされたことと、買い物に連れ回したのとで疲労はMAXだったらしい。風呂から上がった途端に目をしぱつかせていた
「しょうがないな…」5歳児くらい横抱きすんのなんざ簡単だ。あぁでも布団のこと考えてなかった。致し方なし。ローをオレのベッドに乗せ、オレは床で寝るか。毛布の予備はあったはず
母親にしてもらったような手つきで、布団をローの首元まで掛けてやる
しかし妙な事になってしまったなぁ。面倒を看るのは別に構わないのだが、ローと共に過ごせる程の蓄えは実を言うとあんまり無かったりするのだ
バイトのシフトを増やして貰うか、と考えて



「………あ!」



オレが大学とかバイトに行ってる間、ロー、どうしよう
誰かに預けるのはまず無理だ。そんな人間、近くにいないしローがどうするか
大学に連れてく?バイトに連れてく?100%無理だ
留守番させるか?独りで?知らない世界に来たローを独りで?




  ……もういい。明日からのことは明日考えよう。眠い。寝る




「おやすみ、ロー」



あ、誰かにおやすみって言うのすげぇ久々