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「#幼馴染」のBL小説を読む
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昼食取りに行ってきますんで、逃げないでくださいね!といつどんな時もおれへの釘を刺すのを忘れないナマエの言葉に適当に返事をして凝り固まっていた身体を伸ばす。おーおーピキピキ言ってるわ、年かね



「……ね、ねえヒエヒエ!今は声かけてもいい?」
「…ん? ああ人魚さん、ちゃんと静かにしてくれてたんだな」
「……約束だったもん。それぐらいちゃんと守るわ」
「おー…思ってたよりかは偉い子だね」
「!茶化さないで!」
「はいはい」



ちょっとイジればコレだ。やれやれ



「で?何か御用でしょーか」
「あ、貴方からもらった氷像、溶けちゃった」
「あらら、まあそりゃ水中にずっとあられると溶けるよね…」
「ま、また作ってくれる?」



…そこまで気に入ってくれてたとは知らなかった。
女って好きだよね、そう言うの



「仕事中、静かにしてくれるんならね」
「す、する!」
「 いい子だ」



よし、言質とった


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