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「クザンさん、何やってんですか?」
「見て分かんない?人魚さんとオシャベリ」
「……クザンさんが!?」



ほらね。こう言われるから嫌だったところもあるわけよ。でもおはようナマエ。ようやく来てくれたんだね助かった









お世辞にも人魚さんとのオシャベリは楽しくはなかった。大体人魚と言えど13の小娘と話せる話題なんてオジサン持ってないわけですよ。だから人魚さんがオレの話すことでつまらなそうな顔をしようがしまいが、知らんわけです。だからオレ最初に言ったでしょ「つまらない事になるよ」って。でもそれでもいいからと人魚さんが言ったんだよ。その結果がこれだから、しょうがないよねー




「……面白くない」
「…だからオレ散々言ったよね、「つまらないよ」って」
「お喋りのことじゃないわ。どうしてヒエヒエは、ナマエが来た途端に露骨に嬉しそうな顔するの。不愉快よ!」
「だって本当に嬉しかったんだからしょうがないでしょ。ようやく解放されたからね」
「な!あなたって、無神経すぎ!!」
「あーもう煩いなあ。 ナマエ、バトンタッチ。オレ寝るから」
「えぇー…なんて所でバトン渡してくれてんですかもー」
「寝ないでよヒエヒエ!」



寝ます。あー時間の無駄だったー


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