*幼馴染主/友情







「マルコ様
春麗からな今日いかがお過ごしでしょうか 長らく貴方様のお顔を見ていないので、今の貴方の頭部がどんな進化を遂げているのかが とても気になって食も喉を通らない始末です このままでは私の体調に支障が出ますので もし可能ならば、島の近くをお立ち寄りの際には一度顔を見せて頂けると嬉しく存じます ナマエ」


「ナマエ様
お気遣いのお便りどうも有難うございました 其方も息災のようで嬉しく思います ただ、幼馴染のよしみとしてお伝えしておきますが そんな下らない事で体調を崩されていてはお体の方に申し訳ないように思います 昔から貴女は素直でない性格をしていましたが、つまりこの手紙は"寂しいから会いに来い"と言う解釈で宜しいのでしょうか？ もしそうであれば、視野に入れておきます マルコ」




「マルコ
つまりそう言うことです
会いに来なさい鳥野郎
手土産は黄金の冠とかが良いです
なるべく高く売れそうな品を持参してください ナマエ」


「ナマエ
誰が持ってくかバカヤロー わざわざ帰ってってやるだけ有難いと思え マルコ」






船に乗り航海するマルコから返事があることがそもそも珍しいのに、彼は帰って来てくれるつもりでいるらしい。
たまには送ってみるもんだ手紙も

でも久しぶりに見たマルコの顔は少し老けていた。身体は引き締まった筋肉のお陰で若々しいけど、さすがのマルコも顔の老化には勝てないらしい。ざまあ。老けてゆくのは私だけじゃないんだわ！







学のないナマエからの手紙がまさかこんなにメッセージ性に溢れているとは思わなかった。それがちょっと珍しかっただけだ。他意は無い


久方ぶりに幼馴染の顔を見たけれど、前より少し老けたかもしれない。オバさんになる前に早いとこ結婚相手捕まえとけよと言えば殴られた。"愛ある拳は通る"なんて誰が言い出したんだよい全く


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