司令官の命令は絶対だが、ナマエの言葉は絶大だ
アイツが一言≪好きだ≫と言えば、動揺する、なんて生易しいものではなく
スパークが弾け飛んで爆ぜるかもしれない。いや現に俺の脳内コンピュータはショートを起こした。
しかし間違っても勘違いしてはいけない
ナマエが≪好きだ≫と言ったのは、 俺ではない
あの忌々しい男に、だった。死にたい。爆ぜてしまいたい
だが死ぬ前にあの忌々しい男に言いたい≪寧ろお前が死んでくれないか?≫そうだ、これだそして俺はお前からナマエを取り返す。別に今までも俺のだった時なんて1ナノ分もなかったのだが