≪ナマエ≫
≪どうした、パーセプター≫
≪会議に出席する時間になりました。申し訳ありませんが出て行ってくれますか?≫
≪…分かった。長居して悪かったな≫
≪いえ≫
退出命令だ。俺は速やかに退出しなければならない
上官になった彼の命令は絶対だ
そもそも彼の自室に自分が立ち入っていることが既に失礼に値するのかもしれない
≪・・・・・≫
≪・・・≫
自分の声を無くしたパーセプターは、個性と感情も一緒に抜け落ちたみたいだ
≪・・・・・≫
≪・・・≫
パーセプターの、物言いたげだが何も映していない無表情の目が、ただ出て行け、とだけ伝えてきた
スパークがいたかった