TF男主ログ | ナノ
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「#幼馴染」のBL小説を読む
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ハウンド+クロヘ(実写AOE)


!フリリク企画作品
!映画本編終了後捏造

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≪ナマエちょっとそこで棒立ちしてろ≫

戦いが終わったことで思うようにストレスが解消できていないのか、最近やけにピリピリし始めているクロスヘアーズが声をかけてきました。

 すごく おそろしい よかんが する

≪いきなり何かなクロスヘアーズ 私は今とてもいそがし≫
≪射撃の的になりそうなモンが他に無くてよ≫










≪ハウンドぉぉおお!! クロスヘアーズがっ、クロスヘアーズがぁああ!!≫
≪あぁ、事情は察せたから引っ付くな、ウォッシャー液付けるな≫
≪ンだよ、急所は外してやっただろうが≫


なんか怖いこと言ってくるよこの緑コートやだもうハウンド助けてください!!


≪お前ェさんにも毎度言ってるよなクロスヘアーズ いいか、もっぺん復唱するんだ。 "ナマエは射撃の的じゃない" ほれ≫
≪"ナマエは 射撃の的 じゃ ない"ぃい!!!≫
≪お前さんがそんな力強く言ってどうするんだナマエ……≫

≪オレは暇を持て余してんだよ。やることねェならナマエを撃ってみるぐらいしか時間の潰しようがねぇだろ≫
≪お、恐ろしい言葉が聞こえてきましたハウンド。あそこに立っている緑っぽいのはよもやディセプティコンの残党ではありませんよね?≫
≪安心しろナマエ。あれは一応オートボットで、仲間だ≫
≪ケイドの奴がオレ用に新しい武器を考えてくれてよォ。試し撃ちしてぇんだよナマエ≫

≪ハ、ハウンドぉぉおおお!!≫
≪……ハァ…≫


まったく、クロスヘアーズにも困ったものだ。
オプティマスに仕えている戦参謀であるナマエには冗談が通じないことを分かっていて奴はいつもナマエをからかい楽しんでいる。 ドリフトと同じくエアーボットでもあるナマエは中型のSR-71ブラックバードに似た姿をしており身体はオートボットの中でも一番大きいのだが見ての通り小心者だ。戦いともなればこの男は人が変わったように強気かつ勇敢になるのだが、ディセプティコンを撃退し、オプティマスもいなくなった平穏な現況ではご覧の有様である。まあ逃亡生活を続けていた時から何ら状況は変わってはいないのだが。


≪ケ、ケイドに言えばいいだろうクロスヘアーズ! 新しい銃も良いが射撃の的も作ってくれと!≫
≪あァ?それ言う必要ねぇだろ≫
≪な、なにゆえに≫
≪テメェがいるからだろうが≫

≪ハウ、≫
≪まァいいじゃねェかナマエ クロスヘアーズはお前さんのことを気にいっとるんだ、多少の突っぱねは大目に見てやれ≫
≪は?きにいっ≫
≪な、な、何言ってやがんだハウンド!オレがこいつを気に入ってるだぁ!?ナマエのことなんざ空になった薬莢ぐらいどうでもいいってもんだぜ!!≫


何故そうナマエを落ち込ませるのがそれほど得意なのかこいつは。
ああナマエのカメラセンサーがぼんやりし始めた。そろそろクロスヘアーズをナマエから隔離してやらねば大変なことに……


≪……旅に出ます…≫

≪ああおい待て!≫
≪オプティマス……私も今すぐ貴方を追って宇宙へ……≫
≪ほらボーっとしとらんでお前さんもナマエを引き止めんかクロスヘアーズ!≫
≪ハァ!?またその里帰り症候群かよナマエ!ダァア待てって!オレが悪かった!≫
≪嫌だ放せー!≫
≪トランスフォームすんな!デケェんだよ!!≫
≪おぉぉか、風が…!立ってられん!≫













「……で、植木や花壇が土ごと引っくり返されてるこの状況は誰がやったんだ……?」


≪ナマエ≫
≪こいつ≫
≪なあ本当に私のせいなのか!?本当にこれは私だけがケイドに罰せられることなのか!?≫









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◆初代か実写で、誰でもいいのでTF男主で苦労人系

リクエストありがとうございました!