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「#幼馴染」のBL小説を読む
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君って存在が愛おしいのだよ!




メタ発言をするようで申し訳ないが、
ビーコンに恋をするのってあいつ等の立ち位置やキャラ的にどうなんだろうか。



彼奴らは量産型で、同じよーな顔と同じよーな体と同じ能力を等しく均等に持ち合わせたいわゆるモブキャラだ。
個体名もなければ、特別枠もない。
ただただ、モブキャラなのだ。彼奴らは



だがしかし、俺は恋をしたのだ。
他でもない、散々言って来た、ビーコンの1人に。



同じ顔・同じ体型をしているからと言って彼奴らに個性がないわけではない。
真面目で実直な奴もいれば、面倒くさがりな奴や飽き性で気性が荒い奴だっている。そう、性格だ。性格は、各ビーコン達に与えられた唯一と言っていい特徴になる。



ではまあさて、俺が恋をしたビーコンの話をしよう。









≪…ナマエ、さん…っ いったい、何のご用ですか…っ?≫

≪いや…特に何もないが≫

≪じゃ、じゃあ何故、腰を撫でるんです…!?≫

≪お前が好きだからだ ヴィーコン≫

≪貴方って人は…ほんっとに、意味が分かりませんよ…!≫




うん やっぱり俺の恋人(になる予定)のヴィーコンの腰触りは最高だな。は?他の奴の腰と何が違うのかって?





≪誰が教えるかバーカ≫

≪は、い……?≫

≪いや何でもない。それよりヴィーコン お前もしかして腰撫でられて気持ちイイのか≫

≪貴方のせいでしょうが!!≫

≪そうかそうか。まぁ任せろヴィーコン。"お前"には、俺が"個性"をやろうじゃないか≫

≪は…ぁ?≫

≪"俺"に愛された"お前"だ。他の奴らとは一線を画すヴィーコンになるんだ≫

≪……ナマエさん……?≫