《ようナマエ!逢いたかったぜ!》
《ジェットファイヤー!?お、お前なんで此処に》
《ナマエ〜!マジで逢いたかったー!》
《話を聞けこの馬鹿!!》
ジェットファイヤーとナマエの様子に眼を白黒させる子ども達に悪影響となるものを見せないよう、《ははははは、全くジェットファイヤーめははははは》と言いながらその身体を押して倉庫に連れ込む。その間、ジェットファイヤーはナマエにくっついたままだ。正直重くて邪魔くさくて動きにくいから離れてほしいのに
《おいこらジェットファイヤー!!》
《おう!なんだナマエ!》
《なんだじぇねぇ!いい加減離れてくれないか》
《おっ、スマンスマン》
笑いながら離れたが、その際に大きな羽が俺の頭部にぶち当たった。流石にキレそうになったが抑えた。この自称天空の騎士め。呼べ呼べ、としつこいからたまに呼んでやっていたが、もう呼ぶのやめてやろうかこいつ
《…しかし、よく来たなジェットファイヤー。総司令の為に、これからも副指令として動いてやってやれよ》
《おお任せとけよ。ナマエのこともちゃーんと守ってやるぜ?》
《結構だ。お前に守られるほど、弱くないんでね》
《そうなのか?それなら俺を守ってくれよ!》
相変わらずノリの軽い奴め。全くあの頃と変わっていない
大した時間を離れていたわけではないが、やはり久しく逢うとそのテンションの高さに吃驚するな。だが少しだけ、心が落ち着いた
《…まあ、気が向いたらな》
《よーし!それでこそ俺のナマエ!大好きだ!逢いたかった!燃えるぜー!!》
《落ち着け、馬鹿》
…やはりただの馬鹿だったか