スペースブリッジ計画が進行するということは、
つまり地球から離れるという道にだんだんと転がっている、と言うことだ
オプティマスや一部のオートボット達は地球を第二の故郷とし、人間達と共に暮らしてきていた。
しかし、それだけではない者たちも中には存在する。どれだけ時間が経っても地球と人間を好ましく思えず、サイバトロン星に帰ることを強く所望する者たちもオートボット、ディセプティコン問わず存在するのは確かだ
そんな彼等の為に、トランスフォーマーと人間達が結託し、スペースブリッジ計画は進行している。
自分はスペースブリッジを使ってサイバトロン星に帰る気持ちになるのだろうか、と考える。しかし、今はとてもそうは思わない。
この世界には、ナマエがいる
それだけで 自分が地球に残り、人間達の傍で暮らす理由には 充分だった
≪…ナマエ…≫
天に向かって聳えるスペースブリッジを見て思う。無性にナマエの居る家に帰りたくなった