常日頃から、暴れん坊で我侭で手に負えないツインズが今日は大人しかった
二人で顔を突き合わせて何事かを相談し合っている
不思議そうに見守ったり、心配したり、と隊員達が様子を見守っていたなか、
話が纏まったのか、≪よし、じゃあ半分ずつにしよう!≫≪ソウだな!≫と声を上げて、
≪ナマエー!≫≪ナマエ〜!≫
「な…!」
ナマエ隊員のもとへと突撃しに行った
「ど、どうしたの二人とも…」
≪ホイ!≫
「え?」
≪ホイ!≫
「え?」
左右から手を取られ、薬指に指輪をはめられた
≪どっちの指輪つけてもらう?って話してたんだけどさ〜≫
「え?」
≪此処は仲良ク、半分ズツってことにしたぜ!≫
「え?」
≪これでナマエは俺達二人の嫁〜≫≪嫁〜≫
「ええ!?」
・右手にはマッドフラップ、左手にはスキッズからもらった安物の指輪