TF女主長編 | ナノ
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「#幼馴染」のBL小説を読む
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04


《ナマエ》

「あ、ラチェットこんにちは。私の半径5m以内には近付かないでね」

《分かっている。…今日は君にお願いがあってここへ来た》

「何かしら」

《ジャズのことだ》

「私のことは諦めて、って伝えておいて」

《待て待て待て。違うんだ、そういうことじゃない、聞いてくれ》

「…分かったわ、何?」

《ジャズは我々の大切な仲間だ》

「ええ」

《この地球を救ったヒーローの1人》

「分かってるわ」

《人間等に興味も抱かなかったあいつが、君だけに好意を寄せるようになったんだ》

「…そう」

《だから、あまりアイツを無碍にしないでやってくれないか?いや、もちろん君に絆されろと言っているわけではない。ただ、》

「……」

《…少しだけで構わないから、もう少し、優しい言葉をかけてやってはくれないか》

「………………考えておくわ」

《(そんなに顔を顰めなくても…)》



《あ…!ナマエ!!》

「!(うっ、や、優しく…)…こ、こんにちはジャズ。今日も良いお天気ね」

《は?あ、ああっ》

「こんな日は、ソルスティスにでも乗ってのんびりドライブしたい気分だわ。きっと気すっごく気持ち良いんでしょうね。…ね、ね?ジャズ?」

《………》

「……ジャズ?どうしたの?」



ボンッ!!!



「!?じゃ、ジャズ!」

《どうしたんだ!》

「お、オプティマス!じゃ、ジャズがいきなり…!」

《オーバーヒートを起こしたなジャズ…何をしていたんだ?》

「えっ、ええ!?た、ただジャズと、ドライブしたいね、みたいな話を暫くしてただけで…」

《……(よほどナマエと長会話できたことが嬉しかったんだなジャズ…)》