≪女、何故逃げない?もう貴様等に勝ち目はないんだ。大人しく降伏しろ。そうすれば命だけは助けてやる≫
「…冗談は止してよ、生きながらの痛みを嫌って程与える性格のくせに」
≪ふん、威勢がいいのは好きだぜ≫
ミサイルランチャーの銃口を頭に押し付け、右手をブレードに変えて首筋に突きつける。
脅されても尚、ナマエはまだ意思を持った目で俺を睨みつける。そうだ、その目に俺は惹かれるんだ
≪さぁ言ってみろ。お前はどんな風にぐちゃぐちゃにされたいんだ?どんな風に切り刻まれたいんだ?リクエスト受け付けてやるぜ?≫
「死んで頂戴」
≪お前を切り刻んでからなら、考えてやるよ≫
「……クソ野郎」
ああそうだ。まずは手足を殺ぎ落としてやろう。そうすればお前は何処にも行けない。
顔は残しておいてやる。俺はナマエのその瞳がダイスキだからな。最期までその色が喪われないことを願うよ