TF女主長編 | ナノ
×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -
その声は感情を揺さぶるから


今日はコイツに捉まってしまった。と言うよりかはマッハアラートに捉まった


≪あっゴッドマグナス、丁度いい所に!悪いがナマエちゃんを引き取ってくれないか?≫

≪は!?≫

≪学校帰りで見つけて、家まで送ってってあげたいんだが生憎任務が出来てな。代わりにお願いしたいんだが≫

≪ちょっと待て、何でオ、≫

「あっ、ゴッドマグナスくーん!よろしくねー!」

≪…………≫







運転席に座って、何が楽しいのかニコニコ笑顔で
モニターに(しょうがなく)顔を出してやっている俺に
今日一日の出来事を話して聞かせてくるナマエ

うるさい、と言うことは簡単だったが、それをしない俺にコイツは感謝しても良いぐらいだと言うことを分かっているのだろうか



「…でね、マッハアラートの急な任務って、多分例の不審者のことだと思うんだよねー 学校の友達も何人か被害にあってるらしくって…」

≪ヘッ、安心しろ。どうせお前みたいなチンチクリン狙われっこねぇよ≫

「失礼だねー でも確か同じようなことスピードブレイカーとワイルドライドにも言われたような…」

≪…ちょっと待て≫

「ん?」


≪何でアイツ等は呼び捨てで、俺は「君」付けなんだよ≫


「えっ、だってゴッドマグナス君は呼び捨てしたら怒鳴られそうだったから!」



動揺するでもなく、呆気らかんと言ってのけたこの女に溜息を吐いて、
腹いせにモニター画面を消してやった。あー!消えないでよー!と言われたが無視だ。腹が立つ





腹が立つ?