TF女主長編 | ナノ
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今度はこっちの番ね



ラジオで会話するのに、不便って思ったことはない
だって自分には豊かなジェスチャー能力がある。他の皆より秀でてる部分だと、胸を張って言えることだ。このお陰でコミュニケーションを取ることも容易い。
それにナマエが笑ってくれる。



「バンブルビー 戦いご苦労様」



君もねナマエ 女の子なのに顔にたくさんキズ付けちゃって、親御さんが泣いちゃうね
よく見ればいたるところが灰と埃まみれ お風呂の順番はまだ来ないのかな?
ぼうっとナマエの身体を見ていたら、ナマエの表情に笑みが浮かんだのをセンサーが反応してそっちに目を向ける



「今まで、私を…私達に"楽しい"って気持ちを伝えてくれて、ありがとうバンブルビー」





なにそれ
何だか、お別れの言葉みたい  "お前は面白い奴だったよバンブルビー 今までありがとう" こんな感じの言葉を自分に伝えて、戦場に散っていった友を何人も見てきている
だからナマエのその言葉は、一体どういうつもりで




「これからは 私があなたに笑顔を届ける番ね!」







あぁ 良かった



まだナマエとの"これから"が あるみたい