TF女主長編 | ナノ
×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -
何て使い勝手の




人間と言うものは、他者との交流、繋がりを深く求める傾向にあるのだと言う

それを至極手軽に、気軽に手に入れられるコミュニケーションツール―――ツイッター
これは世界中の様々な情報がリアルタイムで流れ、入手出来るという、人間にしてはそこそこ出来の良いものだった。
それを活用するのは人間だけではない。トランスフォーマー達もまた、例外ではなかった。
簡単に入ることの出来るインターネットの世界。繋げるのは簡単だ。
此処で地球の動きや流れを手に入れ、動向を探り、侵略の助けにしよう。
当初はそう考えていた。そう、誰もが皆、だ









『今日、こっちは大雨でした〜通勤途中に降られてびしょぬれです…』

バリケード≪@ナマエ ダセェ≫

ブラックアウト≪@ナマエ @policecar 天候ならばしょうがない。そんな言い草はないだろう≫

フレンジー≪@ナマエ 相棒ハ今反省シテル。ユルシテ≫

『@toaster 気にしてないよ〜』

『@4500-sp 気遣いありがとう』

ブラックアウト≪@ナマエ いや、なに≫

バリケード≪ケッ≫



これが存外ハマってしまった、と皆は語る
ツイッターと言うのは、誠に恐ろしいツールだ、とサウンドウェーブは唸る
現を抜かすな、と叱るものの自分も気になっている、とは言えないメガトロンは渋る
そんなチャチなガラクタになんざ興味ねぇ!とスタースクリームはソワソワしながら嘯く


地球の動向を探る、目下の目的は一体何処へいったのか
今は、このツイッター上で知り合ったナマエと言う唯一の人間相手との交流にばかりハマってしまう始末
溜息を吐きたくなるメガトロンの胸中も察せられる



サイドウェイズ≪@ナマエ そういや、今朝ナマエの姿見たな、俺≫

『@chicken 本当?乗せてってくれたら良かったのに!』

サイドウェイズ≪@ナマエ 悪い…丁度オッカナイ走り屋から逃げてた途中だったから≫

『@chicken …ならしょうがないね。大丈夫だったの?』

サウンドウェーブ≪@ナマエ 俺もナマエの姿を発見していた http://~~~[ナマエの画像]≫

『@Peeping SW ・・・この写真のアングル、何処から撮ったの?』

サウンドウェーブ≪@ナマエ 宇宙からだ≫

『@Peeping SW またまた〜!』

サイドウェイズ≪@Peeping SW おいこらサウンドウェーブ≫



ナマエは彼らの正体や本性は知らない
ただの人間であると思っている。それをわざわざ教えてやる必要もない

ツイッターには参加せず、基本的にロム専のメガトロンはこのツイートを見てすぐさまサウンドウェーブに通信を入れる≪すぐに止めろ≫≪ほんの冗談ですメガトロン様≫≪通じんわ!!≫



サウンドウェーブ≪そうだ、忘れていた ディセプティコン、今すぐ基地に集結せよ。オートボット達に見つかった≫

バリケード≪それを早く言わねぇかボケ!!!≫

ブラックアウト≪と言うかこの場で言うな!通信があるだろうが≫

『ディセプティコン?オートボット?』

フレンジー≪@ナマエ ナンデモネェゼ!≫

バリケード≪@ナマエ そうだぜ お前は帰っておネンネしてな≫

スタースクリーム≪何をしてるんだお前ら!早く移動を開始しろ!!≫

サウンドウェーブ≪@starscream お前、やってたのか≫

サイドウェイズ≪@starscream ホントだ≫

スタースクリーム≪しまった!!!!≫

『新顔さんですか?ナマエです。よろしくお願いします〜フォローしてもいいですか?』

スタースクリーム≪@ナマエ あ、此方こそ≫

バリケード≪@starscream @ナマエ 何でそんな物腰なんだよ。 ナマエもコイツと関わるなバカが移るぜ≫


≪いいからお前達早く動かんかー!!≫




やはり人間の作ったものに頼るのは面倒くさい、とメガトロンは一人ごちた












ID名↓
バリケード=policecar そのまんまですね
ブラックアウト=4500-sp 機体番号とスコルポノック
フレンジー=toaster シモンズから
サイドウェイズ=chicken 正直すまんかった
サウンドウェーブ=Peeping SW 覗きm(ry
スタースクリーム=starscream 初心者なのでID名とか分からないからデフォルト名そのまま