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生真面目彼氏


コンソールとモニターとにらめっこをしていると、ハッチが開きナマエが凄い形相で入って来た。



「グランドコンボイ!ウィングセイバーを叱ってやって下さい!」


そしていきなりこの台詞だ


《ど、どうしたと言うのだナマエ》

「ウィングセイバーったら、未だに私と手も繋いでくれないんですよ!」

《て、手?》


て?手?手か?


「私に告白してきてくれた時もしどろもどろで怪しかったんですけど…」

《いや…あのだな》



その前に、ナマエとウィングセイバーの二人は交際していたのか?いつの間に!?



《ナマエ、ウィングセイバーと君はいつから…》



《ナマエ!!》

「ウィングセイバー!」

《なに?》



何故ここにウィングセイバーが!?



《ナマエ、違うんだ!》

「何がよ!」

《別に、君と手を繋ぐのが嫌だからとかそう言うことなのではないぞ!》

「じゃあどうしてよっ」

《そ、それは…その…》


両人指し指を付き合わせてるウィングセイバーはどうなんだ


「はっきり言いなさい!」

《あ!そ、それは、そ、その》

「…」

《…き、君の手を…傷付けてしまわないか、と…その…》

「そんなの杞憂だってば!」

《そ、そうなのか…?》

「うん、だから はい」

《…っ…、…》

「……」

《あ…》

「…ね?」

《あっ、ああ…!》

「エヘヘ…でもウィングセイバーは背が高いから手の位置も高いね」

《!す、すまな…っ!》

「謝らないでってば!」

《すまない…!》

「もう!」


二人はそうして、手を繋いだまま部屋を退出して行った。


《…、》



一言言っていいか?



《…何だったんだ?》