TF女主ログ | ナノ
×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -
報告は以上


ジョルトを呼びに来た。ホイルジャックからのお願いで。話し合いたい事があるそうだ。でもジョルトはラチェットと会話中だった。邪魔は出来ない


「…………どうしよう、かな」


物陰に隠れて様子を見る。人間には理解出来ないような速さと言語で会話しているから、多分大事な話なんだろう


≪……ナマエ?"何してるの?"≫

「…あっ、バンブルビー ジョルトを呼びに来たんだけど、今取り込み中らしくて」

≪"そうなの?"………"ちょっと"""待っててよ"≫

「え、バンブルビー!」


大胆にも二人に近付いて行ったバンブルビー
身振り手振りでジョルトに何事か伝えている。ふと、ジョルトが此方を向いた。目が合う



≪…ナマエ?≫

「ジョ、ジョルト…」

≪どうして声をかけなかったんだ??≫

「ラチェットとお話中だったから」

≪ああ……気にせずに話しかければいいのに!≫

「む、無理だよ!怖いもん!何されるか分からないじゃない!」

≪どんだけ信用ないの俺とラチェット≫



それで?用件は?と訊いてきたジョルトに、ホイルジャックが呼んでいたと告げる。


≪あー…さっき、通信があったけど無視したんだよね。多分それかな≫

「どうして無視したのよ」

≪だって、絶対何かの実験台にされるんだぜ?行きたいのか?ナマエは≫

「ううん」

≪だよなー≫

≪"おいらもお断り!"≫

≪ビーもか。だよなー≫

「…待って。それじゃあホイルジャックには何て伝えればいいの?」

≪"これからジョルトとドライブに行ってきます"って伝えておけば?≫

「それ、仮定形?」

≪いいや、未来形だ。乗りなよ≫




ビークルモードになったジョルト。
一瞬、仕事のことがチラついたが、目の前の青い誘惑には勝てなかった